胸アツ野球小説
今年の初め頃、iPhoneのブックストアで堂場瞬一さんの小説(「ザ・ミッション」)が期間限定無料配信になってたからダウンロードして読んでみたらめっちゃ面白かったのよね。親会社からの出向で、プロ野球の球団広報になった主人公が、メジャー帰りのスター選手の専属広報に任命されて・・・というお話。こないだまた読み直してみたらやっぱり面白くて、他の作品も読みたくなって、確か10年くらい前に、堂場瞬一さんの野球小説を図書館で借りて読んだことあったけど、あれもめっちゃ面白かったよな〜と思い出して、ブックストアで購入しちゃった!「ラストダンス」という作品で、以前読んだ時も、うわこれめっちゃ好きやわ!!と思ったけど、今回読んでみて、やっぱり好きやったわー!!めっちゃ面白い!
架空のプロ野球チーム「東京スターズ」の同期入団の二人が主人公で、片や球界を代表するスターピッチャー、片や1軍2軍を行ったり来たりのキャッチャーで、ずっと接点もなかったのだけど、球界最年長の40歳となったこの二人が今季限りで引退を決めた後、低迷していたチームが快進撃を開始し始め、優勝のかかった最後の試合で、ついに二人が17年ぶりにバッテリーを組むことになる・・・という感じのストーリーなのだけど、もうね、野球好きにはたまらない!目立ちたがりな派手好きのピッチャー・真田、リードはピカイチだけど打撃はイマイチ、いぶし銀的なキャッチャー・樋口、という性格が対極な主人公二人のキャラクターもとても良いし、バッターとの心理戦、駆け引きが、ピッチャー目線とキャッチャー目線でそれぞれ読めてとても興味深いし、試合部分の描写は、なんかまるで試合を生で見ているような感覚になって胸が熱くなる。観客席のうねりのような歓声の様子とかが、読んでいて肌で感じられるというか。読了後、あ〜、すごい試合を見た〜〜!っていう感覚になる(笑)そしてこれは小説ならではだけど、普段はTVや球場等、外から見ることしかできない選手の、内面に迫れるところに何かこうグッと来るものがあるのよね〜。真田も樋口も、野球に対する姿勢がとても真摯で、そこが私はとても好き。ストーリーもラスト爽やかで、読後感もとても良い。野球好きの人にはおススメの一冊です!
架空のプロ野球チーム「東京スターズ」の同期入団の二人が主人公で、片や球界を代表するスターピッチャー、片や1軍2軍を行ったり来たりのキャッチャーで、ずっと接点もなかったのだけど、球界最年長の40歳となったこの二人が今季限りで引退を決めた後、低迷していたチームが快進撃を開始し始め、優勝のかかった最後の試合で、ついに二人が17年ぶりにバッテリーを組むことになる・・・という感じのストーリーなのだけど、もうね、野球好きにはたまらない!目立ちたがりな派手好きのピッチャー・真田、リードはピカイチだけど打撃はイマイチ、いぶし銀的なキャッチャー・樋口、という性格が対極な主人公二人のキャラクターもとても良いし、バッターとの心理戦、駆け引きが、ピッチャー目線とキャッチャー目線でそれぞれ読めてとても興味深いし、試合部分の描写は、なんかまるで試合を生で見ているような感覚になって胸が熱くなる。観客席のうねりのような歓声の様子とかが、読んでいて肌で感じられるというか。読了後、あ〜、すごい試合を見た〜〜!っていう感覚になる(笑)そしてこれは小説ならではだけど、普段はTVや球場等、外から見ることしかできない選手の、内面に迫れるところに何かこうグッと来るものがあるのよね〜。真田も樋口も、野球に対する姿勢がとても真摯で、そこが私はとても好き。ストーリーもラスト爽やかで、読後感もとても良い。野球好きの人にはおススメの一冊です!